2008年06月26日
子煩悩は長い物に巻かれる
松屋グループに続いて、すかいらーくグループも、店頭に据え置いている箸を割り箸から洗い箸に変更したらしい。 結果としては非常に良いことだが、結局「マイ箸」というムーブメントが提唱するべきだった問題は、企業側の努力によって全面的に解決する、という方向で落ち着きそうだ。 要するに、マイ箸を普及させる以前に、企業側が割り箸を廃止するほうが早い、という意味合いで、マイ箸運動は、あまり意味がなかったのだ、と言える。 たぶんこれからは、「マイ箸を普及させましょう」と声を上げれば、「いや、それよりも企業に洗い箸にするよう嘆願書を書いたほうが早くない?」という返事が返ってくるような風潮が現れてくるだろう。 そう言えば、なんだか今年はなんの盛り上がりもなく終わってしまった感のある夏至のキャンドルナイトだが、あれもいつの間にやら「国の出し物」に取って変わられた感がある。 実際の呼びかけ人は、辻信一氏を中心としたナマケモノ倶楽部のメンバーたちで、ナマクラの存在をそこはかとなく主張するために、スローガンも「電気を消してスローな夜を」となっているのだが、事実今年のキャンドルナイトでは、「電気を消して静かな夜を」と書いてあるポスターをどこかしこで見かけたし、企業が電気をスローダウンする、という際に告知にも「環境省が推奨するキャンドルナイトに・・・」という文章を見かけることが多かった。 まあ、世の中そういうものなんだろうな、と思う。 「Perfume現象」というものがある。 Perfumeとは、今話題のアイドルユニットのPerfumeのことだが、いわゆるオタク系の人たちの支持を集め、少し話題になったところで一般紙にも取り上げられるようになり、ブレイクすると「元々はオタク系の人たちの支持で話題になっていた」という事実がなかったことにされる、というパターンでスターダムにのし上がる現象のことで(木村カエラなんかもそのパターンだ)、エコロジーもそうやって、ある一部層で話題になったところを、省庁や企業に取り上げられ、ある一部層の努力はなかったことにされる、というパターンで、運動が普及する、という形を取ることになるのだろう。 結果としてエコロジーに寄与できるのだからそれで構わない、と思うか、俺たちの努力を無視しやがって、と思うか、それは人間の煩悩の問題だから、よく分からない。 まあ、結果として良かったじゃん、ぐらいに思っておくのが、エコロジーとのうまい付き合い方なのかもしれないな、と思う。
- posted by よっひ~ |
- 22:13 |
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