2008年07月08日
冷静に考えるとキャンドルナイトって
昨日は七夕で、あいにく東京は曇り空で天の川を拝むことはできなかったのだが、エコロジー的には「クールアースデイ」の日でもあったらしい。全然知らなかった。 「クールアースデイ」とは、なんてことはない、夏至冬至だけでなく、七夕にもキャンドルナイトをしよう、という企画で、実際ファミリーマートやヨドバシカメラなどでは、20時から22時まで、店頭の照明を消灯したらしい。 しかし、冷静になって考えて直してみた。 昔、東京電力が節電を呼びかけるCMが、よくテレビで流れていた。今でも流れているかもしれない。 そこで、「でんこちゃん」が夏の電力消費の1日の推移を紹介してくれていたのだが、それによると、夏は朝から消費電力が徐々に上っていき、午後2時ごろにピークを迎え、そして夜になるにつれまた徐々に下がっていく、とのことだった。 夏は特に消費電力が多く、あまりに電力消費が多いと電力供給に差支えが出る可能性があるから、午後1時から3時くらいにかけては、特に省エネを心がけてくれ、というのがCMの主旨だったのだが、それを思い起こすと、夜はピークを過ぎて、1日の中でも最も消費電力の少ない時間帯だ、ということになる。 それに加えてもう一つ、今現在、コンビニの深夜営業を自粛するべきかどうか、ということが議論されているのだが、その中で、1日の消費電力は時間帯によって推移していくが、発電所で作られる電力は24時間均一で、深夜時間帯はむしろ電力が「余る」時間帯なので、深夜に作った電力を昼の時間帯に移し変えられる技術が開発されない限り、深夜のコンビニの営業自粛はエコロジー的にまったく意味を成さない、という意見があった。 いつもキャンドルナイトは夜の8時から10時までが消灯時間になっているが、以上の2つの点を考えると、キャンドルナイトは「啓蒙活動」として効果はあるにしろ、電力が節約される、という意味合いでの実効性はほとんどない、ということになる。 そういえばキャンドルナイトが始まったばかりの頃、坂本龍一氏が「キャンドルナイトで日本中の電気が一斉に消えたら、どれだけ消費電力がエネルギーの節約になるのだろう、それを知るのが楽しみだ」という主旨の発言をしていたことがあったが、実際どれだけ省エネになったのか、という統計が環境省から公開されないことからするに、あまり驚くような成果は出ていないのかもしれない。 むしろ本当にエコロジー的な実効性を持たせるのであれば、昼の12時から2時までを消灯時間にすればいいのだが、それだと経済活動が滞るし、暑くてみんな我慢できないのかもしれない。 難しいものだ。
- posted by よっひ~ |
- 11:23 |
- コメント(2) |
- トラックバック(0)


