河口湖にワカサギ

ブラックバスでは観光資源として
収益を支えられないと判断した漁協が
ワカサギを放流し、釣り客を呼び戻そうという記事です。



『河口湖、バス釣り激減でワカサギ放流 「定着するの?」』 朝日新聞




記事の中にも、近畿大学教授のコメントがありますが
私も、きちんと科学的、客観的に
計画・実施していく必要があると思います。

河口湖に、ブラックバスが
いなくなったわけではありません。
さらにブラックバスは、ワカサギを補食します。

つまり、場当たり的にワカサギを放流したとしても
ワカサギが定着しないばかりか
ブラックバスが繁殖し
かえって、環境被害を生む可能性すらあるわけです。

生態系全てを把握することは困難かもしれませんが
事前調査を実施し、環境影響度を評価した上で
実行プランを策定しなければ
仮に、環境に対して悪影響を及ぼしたとき
立ち戻って検証、対策を講じることが難しくなります。

しかも、目的が経済効果ということですから
環境を悪化させてしまったときの
世間からの糾弾は、生半可なものではないと思うのですが。

授粉生物を、どのように守っていくか

国連環境計画(UNEP)は
農作物の受粉に欠かせない
ミツバチなどの生物を保護する
新たなプロジェクトを、5カ年計画で実施するそうです。



『ミツバチやチョウ 受粉に役立つ生物を守るプロジェクトがスタート』 EICネット




こうした植物は
虫媒花、鳥媒花などと分類されていますね。

もちろん、農作物とされる植物
全てが、受粉に虫や動物を介するわけではありません。

日本人にとって身近なコメは
風媒花ですしね。

しかし、虫媒花や鳥媒花は
他の生物に受粉を委ねているだけに
媒介となる生物が減少・衰退してしまうと
共倒れとなるリスクもあるわけです。

今回の国連環境計画のプロジェクトは
こうしたリスクを排除し
食糧危機に備えるとともに
生物多様性を保全しようとする試み。

順調に進むことを期待したいですね。



『New $27 million project will protect key pollinators for food security and biodiversity』 UNEP

青いザリガニ

おたる水族館で、青いザリガニが
一般公開されることになったそうです。



『瑠璃色に輝くザリガニ 小樽で公開』 朝日新聞



青いザリガニは、ニホンザリガニの一種。

北海道と東北地方の北部に生息する
ニホンザリガニは通常、茶褐色ですが
北海道の、ある川に生息する種の中に
青いザリガニがいるのだとか。

見に行きたい......けど
小樽は、ちょっと遠いですねぇ。
(私はさいたま市に住んでますので)

そもそも、ニホンザリガニは
絶滅危惧種に指定されていますから
青いザリガニは、まさに希少種ということになります。

絶滅が危ぶまれる原因には、水質の悪化や
外来種のウチダザリガニによる捕食。

さらには、ウチダザリガニらによって持ち込まれた
寄生虫、病気のためとされています。

水温(20度以下)にも敏感な彼らは
仮に今後、温暖化が進行してしまうと
より生息圏を狭めてしまうのでは、という懸念も......。

生物多様性と温暖化のボーダーラインから
彼らは、私たちに警鐘を鳴らしているのかもしれません。