誰も知らない・・・


雪をまとった木々たちは
この厳しい冬をただ、
じっと耐えるだけのように見える・・・
けれども、誰も知らない雪降る深夜
雪の衣を軽やかにまとい
木々たちは踊り始める。
舞い落ちる雪の光がきらめき
降りしきる雪の音は
シンシンシンシンシンと
ワルツを奏でる。

知っているのは
聖なる耳を持つ男と
水晶のまなざしを持つ女だけ・・・・


遥か太古から永々と続くこの光景
この光景を変えられるのは
永遠とも言える時の流れ・・・
悠久の絶えることのない時の重み・・・
それは・・・
それは・・・
神の行為・・・

そしてもう一つは
進化と開発の大義によって行なわれる
人の破壊行動・・・
今や、神の領域まで手を伸ばしてしまった人は
自らを万物を創造できる神と思い込んでしまった・・・
しかし、破壊をともなった創造は、創造ではなく・・・
命の犠牲をともなった生産は、生産ではなく・・・
光景を一変させ、
命を抹消する
破壊なのです・・・・

その破壊のもうひとつの象徴が戦争です。
戦争は最大の環境破壊でもあります。
この戦争を容認する新対テロ特措法が
今国会で強行採決されてしまいました。
国際貢献の大義の下に
戦争という暴力・破壊を
強行採決という暴力・破壊で押し通そうとする
暴力的で破壊的なこの社会。
国際貢献に暴力と破壊が
似合うはずがありません。

国際貢献とは
何かをするのではなく
何もせず、神の手にすべてを
ゆだねることかもしれない・・・

知らないうちに・・・
知ろうとしないうちに・・・
自然が・・社会が・・人が・・心が・・
壊されていく・・・・

だまされてはいけないよ
炸裂する爆弾の光と音は
舞い落ちる雪の輝きと
降りしきる雪の音を
かき消してしまう・・・・

本当は、
木々たちが踊る場所は
私たちの心の中にあるのです。
その心を破壊しては
いけないよ・・・

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