猫とコンブ

マイナス27、7℃
シバレル毎日が続いています。

夏の太平洋で育った旨味たっぷりの昆布が
原野の我が家に保存されています。
猫のあやめちゃんとコンブ。
ん?なんだコンブにゃ・・・

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こんな寒い日には「おでん」。
畑で穫れた野菜と
そして昆布をたっぷりいれて
コトコト煮込みます。
できあがったおでんは薪ストーブの上で
さらにゆっくりと味をしみ込ませていきます。

海に囲まれたこの国は
昆布や鰹節や煮干しといった
旨味の元となる
海からの幸にも恵まれています。
特に私の暮らす
北海道の太平洋沿岸は
良質の昆布の産地です。
地元で穫れる食材を使い
滋味溢れる旨味のたっぷりの
料理を食する幸せ・・・
こんな国に暮らせる
私たちはなんと幸せなのでしょう!

と言っても,いったいどれほどの人が
昆布などの自然の旨味を使いこなしているのでしょう?
こうした自然で天然の食材を使うことを
こだわりという人もいます・・・

今では多くの人が
味の素に代表される
人工のアミノ酸がほどこされた
調味料を使っています。
スーパーで売られている加工品の
ほとんど100%に、それが入っていて、
入っていないものを探すことが困難なほどです。
「鰹本だし」という名のアミノ酸入りの
商品さえ売られています。
海の幸の囲まれて暮らしてる私たちが
何故こんなものを食べるのでしょうか?
地域で産出されるものを利用することは
けっして「こだわり」などではなく
「普通」のことです。
合成のアミノ酸は自然の材料から作られることもありますが、
産地から工場のある地域へと運ばれ
それがまた消費地へと届けられる
長い道のりをたどります。
またアミノ酸が使われる背景には
食味も風味も色も劣る安価な材料を
ごまかす目的があります。
そんな目的や、複雑な経路をたどるような商品を選択することは
「安さ」や「便利さ」や「手軽さ」に
こだわっているからではないでしょうか?

これは本来の旨味に似せるための「偽装」です。
今建築や食品でこの違法な『偽装』が問題になっています。
確かに商品のパッケージの裏にはアミノ酸の表示があります。
表示されていれば偽装ではないのでしょうか?
でも、それは自然の旨味が失われた食品にほどこされた
合法的な偽装なのではないでしょうか?

アミノ酸だけではなく,食品には
ほかにさまざまな添加物が使用されています。
着色料や合成保存料など・・・
色を良く見せ、より長く保存を可能にする・・・
本来自然の食べ物にはない・・・
これが偽装でなくてなんなのでしょう?

こうしたものは私たちが、
物を見極める目を奪い感性を壊していくだけではなく、
味覚障害やすぐ切れる子どもたちや
多動症などの原因ではないかと疑われるなど
体にさまざまな障害を与えてしまいます。
また自然界に放出されたこれらの物質が
直接的に毒物として小さな命を奪い、
環境ホルモンとして遺伝子や生殖能力を傷つけ
自然をじわじわと殺していきます。

自然の旨味を味わう能力を失い、
自然の旨味を引き出し,使いこなす努力を忘れた私たち・・・
それはていねいに生きることを放棄し、
自らが暮らす社会を嘘とでたらめで埋め尽くし、
そして地球そのものを傷つけている
愚かな行為であることに気づくべきなのです。

社会問題となっている「偽装」も
「偽装」的発言を繰り返す政治の世界も
私たちの日々のちっぽけな
安さと便利さを追い求める「こだわり」が生んでいます。

社会の偽装に怒り、嘆く前に
自分が偽装を許す食生活をしていないか
考えてみませんか・・・・

さて,今夜は
昆布と煮干しと鰹節の
出汁がたっぷりのおでんしませんか?

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