幸せの色

原野を黄色く埋め尽くした
タンポポの季節はとうに過ぎたけれど
ところどころでまだ黄色い花を揺らしている
タンポポが見つけることができる。
へそ曲がりなのか、それとも個性的なのか
皆が咲く時に咲かずに、
こうしてひとり毅然として
咲いている・・・

そして,他と違うことを責めるものなど
原野には存在しない・・・

見慣れたはずのタンポポの花を
近づいて,目を凝らして、見てみると
その花の可憐さと精緻さに脅かされる。

これが命なのだろう・・・
これが生きるということなのだろう・・・




生殺与奪の権

夕方、いつものように
犬たちと草原を散歩していると
足元から突然、小鳥が飛び立った
ひばりだろうか・・・
何気なく下を見ると
そこには、ちいさな巣と
そして中には
ちいさなちいさな卵が四つ

大地はこんなにも優しい・・・


つながる命

私はわずか1万2千坪ばかりの
小さなミズナラの森の傍らで暮らし
その木を切り倒し
薪としたり
家や家具を作る材料として
利用している。
自分の森の木々といえようと・・
たかが一本の木といえようと・・・
一つの命を奪うことへの
良心の呵責とともに・・・


ひみつ・・・

ホウ ホウ
ミズナラの森でフクロウが鳴いている。
満月が大きな原野を照らしている。
その光さえ届かない
黒い森で・・・・

どこで、鳴いているのだろう・・・

ホウ ホウ
ずうっと遠くの森でも
別のフクロウが鳴いている・・・
いったい、なにを話しているのだろう・・・

ホウ ホウ
黒い森にはひみつがいっぱいある・・・



ひかりの中で・・・

連日氷点下20℃の
厳しい寒さが続いてる。
それは寒いというより
もはや、痛い・・・

天然のドライフラワーとなった
ノコギリソウが無数の霧氷を身にまとい
光の中で輝いている。
光の存在が命の存在を
照らし出している。

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事実

おおきな原野に
満月の光が満ちている。
原野を、大地を
やさしく照らし出している。

その月明かりは、
白日の太陽の下よりも
事実がよく見えるのかもしれない・・・

そこには、真実も本当も
嘘も偽装もない。
あるのは、ただ事実だけ・・・

20080125-00.jpg


感謝・・・

わずか1万2千坪・4ヘクタールばかりの
ワシのちいさな森に
今日の最後の光が沈んでいく。

そして、夜がきて
ふたたび、日がのぼる。

やってくる明日は
いつもいつも新しい明日・・・・



誰も知らない・・・


雪をまとった木々たちは
この厳しい冬をただ、
じっと耐えるだけのように見える・・・
けれども、誰も知らない雪降る深夜
雪の衣を軽やかにまとい
木々たちは踊り始める。
舞い落ちる雪の光がきらめき
降りしきる雪の音は
シンシンシンシンシンと
ワルツを奏でる。

知っているのは
聖なる耳を持つ男と
水晶のまなざしを持つ女だけ・・・・


はじめまして

みなさん、はじめまして。
おおきなおおきな原野の片隅で
ひっそりと暮らすmizunaraです。
よろしくお願いします。

マイナス21.8℃
おおきな原野は
最低温度を更新しながら
どんどん冷え込んでいきます。

けれども、おおきな原野の片隅では
薪ストーブがやさしく燃えています。
その炎はゆらゆらと揺れながら
私たちの身体と心を暖めてくれます。

薪は私たちを三度、暖めてくれます。
薪を切る時、
薪を割る時、
薪を燃やす時・・・・