落葉・・・そして未来

木々に囲まれて
目立たなかった白樺・・・
あたりの木々の葉が
すっかり落ちて
ひときわその存在を
露にする・・・

齢を重ねた老いた白樺に
尊厳と畏怖を見いだす・・・

その姿は
永遠さえに見える・・・
その風景は
不変さえに見える・・・
去年も、その前の年も
そして
来年も、その次の年も



20081101-00.jpg


冬きたりなば春・・・

朱に染まる

紅葉の先に見る

冬と春



紅葉の下で・・・

声無くし
紅葉の下
肩並ぶ


20081026-00.jpg


幸せの色

原野を黄色く埋め尽くした
タンポポの季節はとうに過ぎたけれど
ところどころでまだ黄色い花を揺らしている
タンポポが見つけることができる。
へそ曲がりなのか、それとも個性的なのか
皆が咲く時に咲かずに、
こうしてひとり毅然として
咲いている・・・

そして,他と違うことを責めるものなど
原野には存在しない・・・

見慣れたはずのタンポポの花を
近づいて,目を凝らして、見てみると
その花の可憐さと精緻さに脅かされる。

これが命なのだろう・・・
これが生きるということなのだろう・・・




生殺与奪の権

夕方、いつものように
犬たちと草原を散歩していると
足元から突然、小鳥が飛び立った
ひばりだろうか・・・
何気なく下を見ると
そこには、ちいさな巣と
そして中には
ちいさなちいさな卵が四つ

大地はこんなにも優しい・・・


つながる命

私はわずか1万2千坪ばかりの
小さなミズナラの森の傍らで暮らし
その木を切り倒し
薪としたり
家や家具を作る材料として
利用している。
自分の森の木々といえようと・・
たかが一本の木といえようと・・・
一つの命を奪うことへの
良心の呵責とともに・・・


ひみつ・・・

ホウ ホウ
ミズナラの森でフクロウが鳴いている。
満月が大きな原野を照らしている。
その光さえ届かない
黒い森で・・・・

どこで、鳴いているのだろう・・・

ホウ ホウ
ずうっと遠くの森でも
別のフクロウが鳴いている・・・
いったい、なにを話しているのだろう・・・

ホウ ホウ
黒い森にはひみつがいっぱいある・・・



ひかりの中で・・・

連日氷点下20℃の
厳しい寒さが続いてる。
それは寒いというより
もはや、痛い・・・

天然のドライフラワーとなった
ノコギリソウが無数の霧氷を身にまとい
光の中で輝いている。
光の存在が命の存在を
照らし出している。

20080208-00.jpg


事実

おおきな原野に
満月の光が満ちている。
原野を、大地を
やさしく照らし出している。

その月明かりは、
白日の太陽の下よりも
事実がよく見えるのかもしれない・・・

そこには、真実も本当も
嘘も偽装もない。
あるのは、ただ事実だけ・・・

20080125-00.jpg


感謝・・・

わずか1万2千坪・4ヘクタールばかりの
ワシのちいさな森に
今日の最後の光が沈んでいく。

そして、夜がきて
ふたたび、日がのぼる。

やってくる明日は
いつもいつも新しい明日・・・・