誰も知らない・・・


雪をまとった木々たちは
この厳しい冬をただ、
じっと耐えるだけのように見える・・・
けれども、誰も知らない雪降る深夜
雪の衣を軽やかにまとい
木々たちは踊り始める。
舞い落ちる雪の光がきらめき
降りしきる雪の音は
シンシンシンシンシンと
ワルツを奏でる。

知っているのは
聖なる耳を持つ男と
水晶のまなざしを持つ女だけ・・・・