2008年09月28日
新エネ先進地調査報告
こんにちは。札幌はすっかり寒くなりました。これから冬が近づいてくると思うと、気が滅入る・・・でなくて、気合が入ってきます^^;。 最近はやたら出張が多いです。私は北海道が大好きなので、お仕事であちこち行けるのはとても嬉しいのですが、普段のお仕事はたまっていきます・・・。出張先にPC持って行ってるのに、なかなか仕事しない私が悪いのですが。 せっかくなので、新エネビジョンの先進地調査に同行させていただいたときの足寄町(木質ペレット)、士幌町(個別型バイオガスプラント)、鹿追町(集合型バイオガスプラント)についてご紹介したいと思います。足寄町の木質ペレット製造装置(リングダイ式)
士幌町の個別型バイオガスプラントの発酵槽
乳牛たち
足寄町は、平成13年度に新エネルギービジョンと木質バイオマスビジョンを同時策定し、その後も着実に新エネルギーの導入を進めています。畜産バイオガスや太陽光なども導入しているのですが、特に木質バイオマスに関しては、平成18年11月に完成した新庁舎に木質ペレットボイラー50万kcalを2基入れて、これで隣の消防庁舎と合わせて暖房とロードヒーティングを賄っています。ペレットの計画使用量は250~300t/年でしたが、実際は150t/年くらいで十分賄えているそうです。ボイラーのみで800万円/基、一式で1100万円。同規模の重油ボイラーでは400万円/基。ペレットの製造は平成17年10月から、とかちペレット協同組合が芽登工場で行っています。目標生産量700t/年にもうすぐ届く勢いだそうです。ここまでくるのに地元の方々の熱意とやり方は相当なものでした。 士幌町は、平成16年に町が事業主体となり、6000万円(3000万円国、1500万円道、1500万円町)で3タイプのバイオガスプラントを設置。平成17年に運営協議会をつくり、町から運営協議会に委託する形で本格稼動。今回見に行ったのは、新田地区に導入された牧場で、ここでは、320頭の牛で40kwの発電と35000kcalのガスボイラーを動かして、搾乳の機械や冷却装置の電力、ロードヒーティングや原料槽の暖房として使っていました。電気を使うのは朝晩だけなので、発電の50~60%は北電に売電しています。北電は日中10円/kW、夜4円/kW、平均すると7円/kWでの購入です。そのほか自家消費分については森永乳業が2.2円/kWで購入(グリーン電力)。士幌町は3メーカーでそれぞれ違う特色のあるバイオガスプラントを入れるという非常に上手なやり方をしています。牧場主さんも自分でいろいろやっているのがいつもながら、すばらしいです。 鹿追町では、平成18年に環境保全センターのプラントを建設し、平成19年10月から稼動開始しました。14戸の畜産農家(今は13戸)と11戸の耕種農家、鹿追町で利用組合をつくり、3名に委託しているそうです。1320頭、85.8t/日の乳牛のふん尿、敷料4.0t/日で、200kWと100kWのガス発電機、ガス蒸気ボイラー1t、ガス温水ボイラー10万kcal×3基。電力はプラントや堆肥用、温水は発行槽や原料槽の加温、蒸気は殺菌に用いる。550頭、35.6t/日の乳牛のふん尿、生ゴミ1.1t/日、敷料4.9t/日で堆肥化も行っています。総額17億円で77.5%は北海道、残りの半分はバイオマスタウンによるバイオマス交付金、町は過疎債で1億円強を捻出したそうです。 鹿追は初めて見に行きました。ちなみにネパールでは水牛1~2頭のバイオガスプラントが普及していました。このプラントで5人家族の料理は十分だそうです。一式13000Rsでこのうち9000Rsは銀行から援助があり、4000Rsを自前で用意すると聞きました。(今1Rsは1.6円くらいなので全額で20800円。めちゃ安い。) 状況が違うから難しいのかもしれませんが、ネパールのシステムを見たとき、2万円なら自分でも設置できるし、ガス代がかからず料理に使えていいな、と思いました。ネパールの水牛バイオガスプラント
- posted by nerc |
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