査定で困ったこと-その3

 リサイクルショップは「リサイクル」するお店なので、「リサイクル」することが勝手ながら難しいと判断した場合、取り扱いが困難なものもあります。

 例えば、一度使ったことのある、でもとてもキレイな電動歯ブラシ。どんなにキレイでも、見知らぬ誰かが使った歯ブラシを買われるお客様を想像することは非常に難しいです。
 同様に、シェーバー(電器かみそり)や脱毛機なども未使用でなければ取り扱いをしていません。

 以前、脱毛機をお持ちいただいた際に、このような事情を説明し、「一度も使ったことがありません」とのことなので確認したところ、機械に毛が絡まり明らかに使用感が確認されました。
 しかし、品物が「脱毛機」なだけに、あからさまに「毛が絡まっていましたよ」などと伝えるとお客様は不快なだけでなくとても恥ずかしい思いをされるはずです。
 悩んだ末に、女性の店員に対応を替わってもらい、「若干の使用感が見られたのですが・・・」とお茶を濁すと、幸いにもお客様にも察して頂くことが出来ました。

 わざわざお持込みいただいているのに、店の都合で不快にさせることのないように、最大限の配慮をしているつもりですが、お持込みいただく品物は実に多種多様で、日々勉強させてもらっています。

査定で困ったこと-その2

 リサイクルショップの査定で悩むのが、持ち込まれた品物に対するお客様の思い入れの度合いです。

 例えば、旅行先のおみやげ屋さんに売られている「おみやげ」のほとんどは高価な査定は難しいです。
 なぜなら、お土産は「そのタイミングでもらう」ことに価値がある場合がほとんどで、「自分で買う」場合はあまりないと考えられるため、あまり高く販売しない=あまり高く買い取ることが出来ないことが多いです。
 品物によっては、買い取らせていただくこと自体難しい場合もあります。

 特におみやげ類は、頂いた後に飾る場所もなく処分に困り、結局リサイクルショップに持ち込まれる方も少なくありません。

 おみやげでもらった「WELCOME HAWAII」と彫られているトロピカルなフォトフレームより、在庫処分で買ったシンプルなフォトフレームのほうが万人受けし売れやすいと思われる場合は、元値が高いハワイのフォトフレームよりはるかに安いシンプルなフォトフレームのほうをリサイクルショップでは高く販売する(高く買取する)場合もあります。

 でも、お持込みいただいたお客様が、大切な人から頂いた高そうなハワイ土産のフォトフレームより、自分が在庫処分の特売で買ったフォトフレームのほうが高く買い取られると、不思議に思ったり不愉快に思ったりすることもあるかもしれません。

 査定のときにこのような背景も説明し、お客様の気持ちを汲み取りながらご説明差し上げるよう努力をしていますが、受け取られ方は様々です。

 例えば・・・(続く)

 

査定で困ったこと-その1

 お客様の品物を査定するためには、その品物の価値を正確に見出さなければなりません。また、価値をしっかり把握した上で、どの程度の金額なら販売可能なのかをしっかり判断しないとなりません。

 そう考えると、家電製品やギフト品などメーカー希望小売価格がはっきり定まっていて、現在の流通価格がわかりやすい品物の査定は比較的容易です。

 反対に、いくらで買ったのか見当もつかず、いくらで流通しているのかわからない、極端に言えば流通しているのかもわからない品物の査定は本当に大変です。

 リサイクルショップを何年もやっていると、面白い品物が持ち込まれます。列車のベンチシートや列車の行先表示板、スナックのボトルキープの樽型の棚や電飾看板、西洋の甲冑(よろい)、遊園地の遊具の馬や自動車・・・。

 せっかく買取の依頼があるのですから、法律に抵触したり安全性に問題がなかったりと基準をクリアしたものは、販売可能なのか、いくらであれば売れるのかを検討して、出来る限り買い取らせていただきます。

 それでも、なかなか折り合いのつかない場合があります。
 
 例えば・・・(続く)