2007年07月24日
[ドイツ]商品テスト専門誌でグリーンコンシューマに
グリーンコンシューマ ってことば、ご存知でしょうか? これは環境のことや、からだのこと、子供たちのこと、未来のこと、遠い国の悲しい思いをしている人たちのこと、平和のこと。 いろんなことを考えて買い物をする消費者のことをいいます。 たとえば、ポリでごてごてに包装されたものじゃなくて、シンプルなばら売りの野菜を買ったり。 地産地消を意識して、その野菜の輸送距離を考えて買ったり。 賞味期限の若い牛乳から買う習慣をやめたり。 からだにとって安全なものを食べるようにしたり。 そんな人たちのことを「グリーンコンシューマ」といいます。 ※厳密にはいろいろ定義があるんですけれども、ここでは広義にてグリーンコンシューマということばを捉えました。 詳しい内容についてはグリーンコンシューマー東京ネットにうまいことまとまってました。 他にもよくまとまっているところがあれば教えて下さい>< やっぱり一番ものごとを変える力があるのは消費者です。 消費者が変わることで、経済のカタチそのものが変わります。 安いから!ということで何もその仕組みや裏側、安全性などを問わずに購買行動をした結果が、食品偽装などの企業犯罪を助長する結果になったということは疑う由もないことです。 そこで、みんながグリーンコンシューマになることで環境のため、未来の子供たちのために、世界をよくしていこうというのが重要になってきます。 ・・・で、本題。 そのコンシューマのためにドイツでは「エコテスト」という雑誌が発行されています。 普通、雑誌で商品の紹介をするなんて言ったら味はどうだ~とか、値段がどうだ~とかそんなんですよね。 でもこの雑誌はそうじゃない。 全編に渡って繰り広げられている商品のテストの項目は「食品添加物はどうか?」や「アレルギー物質はどうか?」「燃やしたときにダイオキシンは発生しないのか?」など、そういったことがらによって「超優良」から「不可」まで5段階の評価などが決められているのです。 一切、味や価格については触れられないですし、評価の成分にもならないのです。 1985年に創刊されたようですが、今や日本でいうコンビニやキオスクでも売ってるくらい大衆化された雑誌です。 しかもこの「エコテスト」で見事最高評価を受けた商品には「エコテスト」マークが付きますので、スーパーなどでもこのマークを元に買い物することができるというわけです。 この辺の認証システムにはフェアトレードでも共通する部分がありますが、ほんとに日本はそういった点でのインフラ整備がまだまだだな~と思います。 ただこの「エコテスト」。 なかなか辛辣な評価をすることから訴訟もあるようで、しかもそれは大手企業が原告のものが多いようです。 (これはつまり大手企業の出す商品は低い評価の付くものが多い=訴訟になるということですね) そんな訴訟や毎回莫大なテスト費用がかかってくる中で、どうやって雑誌を維持してきたのか? それは、ドイツ国内のグリーンコンシューマ20万人(毎号20万部発行されている)の力によるものが大きいです。 主なエコテストの収入源はいくつかあります。 1つは「広告収入」。1つが「募金収入」。そして「販売収入」ですね。 募金収入や販売収入についてはこの20万人のグリーンコンシューマがいる限り絶えることはありません。 広告収入・・・これについて、「エコテスト」は独自の方法をとっています。 エコテストでは広告部と編集部が全く切り離されているのです。 つまり、広告貰ってる企業だから悪く書けないな・・・とかが無いということなんです。 これは少しでもマスコミ関係の経験がある方はおわかりと思いますが、ものすごく大変なことなんです。 それをやってのける「エコテスト」。 誰のためのメディアか?というのがブレていないジャーナリズムのかっこよさがありますね。 環境gooには編集長の言葉がありました。 ちょっと引用しますね。
「消費者が環境に良い商品、体にいい食べ物を選んで購入するようになると、それに該当しない商品は市場から自然に消えていく。声高にそういう商品を作らないように訴えるより、消費者が行動で示すほうが、より効果的に社会や政治を変えることができるのではないだろうか。」
まさにグリーンコンシューマの思いそのものです。 ドイツはほんとに見習う点が多いです。 そして、これらの取り組みも日本でできないことじゃないんです。 「エコテスト」・・・。 ちょっと「エコナコト」に字面が似てるなぁ・・・。 参照記事: 環境goo 「エコテスト」という雑誌 ミュンヘン生活あれこれ エコテストに見るメディアの役割 エコテストHP(ドイツ語)
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