2007年09月15日
【坂本龍一氏も愛用】トゥルーフード・ガイド
↑坂本龍一氏もご愛用の「トゥルーフード・ガイド」 これはちょうど36年前の1971年9月15日に設立されたというグリーンピースが運営しているプロジェクトです。 どんな内容か?と言いますと、要は「遺伝子組み換え原料の入ってない食べ物って何?」という情報が収録されている小冊子を発行しながら、WEBの方でもデータベース化して誰でも簡単に検索できるようにしているといったような内容です。 遺伝子組み換え食品はカラダに取り入れたくない!子どもにも食べさせたくない!という方にとっては必携のアイテムだということですね。 ただ遺伝子組み換え原料の入っている食品(以下、「GMフード」Genetically modifiedフード)の何が悪くて、「トゥルーフード」じゃない!!と言われているのかピンと来ない方も多かろうと思います。 かくいう僕もピンときているようで最近まであまりよくわかってませんでした。 ということで、ちょっくらGMフードについて概要を説明いたします。 <そもそもなんで遺伝子を組みかえるんでしょうか?> 遺伝子組み換えとは一線を画しますが、元来、作物を栽培する上ではさまざまな人為的操作によって種の変質を行ってきました。 たとえば身近な例でいえばお米。 より冷害に強いものと味のよいものとをかけ合わせて、新たな品種を作る=品種改良するということは日常的に行われてきました。 遺伝子組み換えも発想としては同じようなものです。 結局、人間にとって都合のよい農作物を作りましょう、という思いから行われています。 ただ、歴史の長い品種改良と違う点として、非常に科学的に遺伝子を操作するということからピンポイントで作物の性質を変えちゃうことができるんです。 たとえば1つのタネからより多くの作物が収穫できるような遺伝子を埋め込んだり、ある条件下でアレルギーを発症するような遺伝子を壊したり、そういったことが容易に可能になるんです。 あくまで「医薬品」というカテゴリで、日本でもスギ花粉症低減コメや糖尿病改善コメなどが生産されてますし、世界的にはビタミンA強化米やトウモロコシなどによって、発展途上国に住む人々(特に乳幼児)のビタミンA不足による疾病を改善しようという動きもあります。 (ちなみに日本ではGM農作物は規制されている自治体が多い) 荒廃した土地でも育つようなトウモロコシができるかもしれません。 1年を通して収穫できるような小麦ができるかもしれません。 バイオ燃料に注目が集まる中、それに特化した農作物ができるかもしれません。 他にも今までできなかったことが可能になりうるのです。 もちろん、対象は農作物だけではありません。 食肉用の家畜も遺伝子組み換えによって、丈夫なもの・成長が早いもの・・・さまざまな利用法があります。 遺伝子組み換えは世界中の人類にとって救いの技術となり、スタンディングオベーションで受け入れられる技術のはずでした。 でも、結果としてGMフードはどちらかと言えば忌み嫌われる存在となったのです。 <なんでGMフードは嫌われるのでしょうか?> 遺伝子・・・生命の螺旋というものは人間が弄ってはならない禁忌の技術なのだという考えがあります。 これには感情的な部分、宗教的な部分、科学的な部分、さまざまな側面があるとは思いますが、環境という切り口でまずは考えてみましょう。 遺伝子が変わってしまうと、それは全く別の種になります。 ある特定の薬品Aに強い大豆と弱い大豆。 この2つには生物学的にも大きな差があるといえます。 本来、野生の植物が持たない性質を持っている種子が飛散したときに、生態系に与える影響は人間程度には予想もつきません。 それが人間にとって都合のよい影響なのか、都合の悪い影響なのか。 予め計算するなんてことは、誰にも到底できることではありません。 影響もわからないようなものをホイホイ作って大丈夫なのか!? これが、1つ嫌われる原因です。 そして、そのようなGMフードをカラダに取り入れた時に予期せぬ影響が起こるのではないか?という懸念もあります。 カラダにとって都合のよい性質を持たせることができるのならば、逆もまたしかり。 人間の予想も付かないような破滅的な作物ができてしまい、それに気づかないで栽培してしまう。 しかも最悪なことにそこへ「あらゆる同等の種よりも繁殖力が強い」なんて遺伝子を組み込んでいたら・・・。 そういったことが起こるかもしれないから、まずはカラダに取り入れない。 そして不買というアクションを起こすことにより、生産者へ方向の転換を促そうというのが、いまのGMフード反対活動の流れです。 <トゥルーフード・ガイドについて> いつでも技術というものは人間にとって良いものだとして研究されてきました。 原子核の分裂がほぼ無限に近いエネルギーをもたらす!と発見した科学者は、後にそれが核兵器として世界に闇を落とすとは考えなかったことでしょう。 ノーベルもダイナマイトを開発したときに、それがトンネルを穿つ以外にまさか子供が体に巻きつけて自爆テロを行うなどとは考えなかったでしょう。 いつでも予想の斜め上を行くのが、人類の歴史なのです。 「万能の技術」「錬金術」に見えても、それが何でもできそうであればあるほど、落とし穴は限りなく深い気がします。 別にビタミンAの豊富な米を作らなくたって、世界中の兵器を食べ物に変えればそんなGMフードを作る必要はないんです。 作らなくてもいいものは作らない。 本当に大切な目的を達成するためには、やっぱり僕はGMフードに異議を唱えます。 だから、トゥルーフード・ガイドを注文しました。 無料です。 そして到着は1~2ヶ月後です。 ・・・どんだけ大人気なんだ!!
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