2007年09月17日
うんこだって役に立つんだっていうこと
先日、友人が「自分はウンコ以下だ」という自己嫌悪発言をしていたので、その友人のためにも「ウンコは相当役に立つどころか日本のエネルギー事情に貢献するかもしれないんだよ」ということを教えてあげようと思います。 まず、ずっと「ウンコ」という発言をしているのもどうかと言われてしまいますので、「し尿」という言い方に変えましょう。 し尿に関しては、まずバイオマスエネルギーの原料としての利用法が考えられます。 下水や回収等でし尿を集め、それをやや高温で発酵させることによりメタンガスを発生。 そのメタンガスを燃焼させることで発電を行い、残りかす(残渣)は農業用に肥料として再処理。 ざくっと説明するとそんな感じです。 ちなみにメタンは二酸化炭素と同じく温室効果ガスでして、さらに二酸化炭素の数十倍も温室効果があることから、地球高温化(温暖化)の原因としてクローズアップされることもあります。 実際、シベリアの方の永久凍土などにはメタンハイドレードと呼ばれるようなメタンの氷があり、これが溶けたり凍ったりを繰り返すことで地球が高温化と全球凍結(あらゆるものが凍りつくこと)を繰り返していると言われています。 ちなみに高温化している期間では、今現在再凶と呼ばれるハリケーンの数百倍の威力がある嵐によって海の底から攪拌されて、それによって海中にミネラルや生物のもとなどが均一になったとも言われています。 しかし、し尿を用いる分にはカーボンニュートラル(二酸化炭素が差し引きゼロ排出)でありまして、我々人間の食べるものが植物性であればあるほど、さらにカーボンニュートラルに近づくんです。 【植物】光合成でCO2を体内へ→【人間】植物を食べる→【人間】食べたものを排出する→【し尿】人間が食べた分だけメタンを生成→【メタン】燃焼してCO2と水になる→【CO2】植物に吸収される→最初へ戻る というわけでして、その間は炭素量(いわゆるCの量)に変化はさほどありません。 メタンについてはいろいろとそれを巡った議論やトピックがありますので、それはまた改めてご紹介します。 とりあえず、人間のし尿もメタンガスを発生させる分にはバイオマスエネルギーの原料として利用することもできるということです。 で、もう一つの利用法が肥料としての利用法ですね。 実は日本の都市部でも昔(主に江戸時代)はし尿リサイクルのシステムが完全に出来上がっていまして、ビジネスとして需要と供給が成り立っていたと言われています。 ただし、昔と較べて日本人は食べるものが変わっているので、植物性の食事がメインだった昔とはし尿の質も変わっており、肥料としての利用はどうなのか?という意見もあります。 その観点からしても、メタン発電と組み合わせた利用法がもっとも堅実でコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。 さらに平和的な利用から離れると、戦時中は爆弾兵器としての利用法も研究されていたという話もあります。 ある意味ABC兵器(Atomic=核、Biological=生物、Chemical=化学)のBに該当するかもしれません。 ですが、これについてはもう研究しなくて大丈夫です。 もうこれ以上新兵器なんてものはいりませんので。 さて、このようにし尿には限りない可能性があります。 いや、可能性を付与するのもしないのも、私たちの思い一つなんですけれども。 ということで、「ウンコ以下」というのは蔑称にもならないんだよという話でした。
そうそう、今回の記事を書くにあたり、こちらのサイトを参考にさせていただきました。 兵庫県は尼崎に本社がある株式会社タクマさんというところです。 し尿や生ゴミ等をバイオマスエネルギーとして徹底的に利用するソリューションをお持ちの会社です。
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