RoHS指令とかEuP指令とかのおはなし

日立グループ、EuP指令に対応した「エコデザインマネジメント指針」を策定・・・と、昨日付けのプレスリリースにありました。
同社では日本企業として始めてEuP指令なるものに対応したプロダクト指針を定めたということです。

このことによって製造・流通・使用・回収・処理といった1つの商品を巡るサイクル全てに対して環境へ配慮するということを宣言したと言えるのです。

・・・とは書いてみたものの、イマイチ僕自身が「RoHS指令」「EuP指令」についてよくわかっていなかったり。トホホ。
そういうことですので、ちょっと調べてみました。

◆「RoHS指令」曰く「製品に有害物質を使うなよな」

そもそも読み方すらアヤしい(「ローズ」と読むのが常識らしい)この「RoHS指令」なわけですが、そもそも何の略で誰が言い出したのか?ということですよね。

“RoHS”とは“Restriction of Hazardous Substances”の略でございまして(wikipediaってやつ、便利ですね)、「危険物質に関する制限」という意味なんですね。

内容はざくっと言いますと、電気・電子機器/製品をヨーロッパで売るんだったら危険物質を使うことは制限させてもらうよ!!という指令なんです。

で、誰が言い出したのか?というとEUつまり欧州連合の議会なんですね。

具体的に何がどれだけ制限されて・・・というのは専門サイトを見ていただくこととしても、大体どんなものが規制されるかといえば鉛とか水銀、悪名高きカドミウムや六価クロムが規制されることとなっています。

イタイイタイ病のもととして有名なカドミウムですが、実は充電池として一般的な「ニカド電池」はつまりニッケルカドミウム電池なわけですし、電子機器に用いられる半導体にはカドミウム化合物が使われることがあります。

今はRoHS指令を受けて脱カドミウムの動きが各メーカーの主流となっているようでして、ニッケル水素電池などが主に充電池としてお目にかかる機会が多いようになっていますね。

他の規制物質に関しても大体おんなじような感じですので、メーカーのみなさんの対応としては「便利だから使っちゃうよ!」から「売れなくなっちゃうから使わないよ!」に変わってきている現状です。

◆「EuP指令」曰く「・・・ある程度モノ売るんだったら環境に配慮してよねっ///」

「EuP 読み方」で検索!・・・ないですね。

EuP指令は決まった読み方を与えられていないようです。強いて言うなら「エコデザイン指令」と呼ばれる・・・と日経BPさんの記事でありましたが、普通に「イーユーピーしれい」でいいのでは?

さて、EuP指令とは冒頭でもチラリと申しあげた次第ではありますが、「エネルギーや電気を使う製品をヨーロッパで売るときには原料の生産から出荷、流通、消費者が使用してから廃棄、回収、処理に至るまで全部に環境への配慮をしながら事業活動をしれよ!」ということです。

その規制の対象となるのは①EU内でかなりの販売・流通量があり、かつ②環境に対して重大な影響がありうる(具体的にはエネルギー・電力使用などですね)ものであり、③改善するために企業体そのものの根幹が揺らぐほどの負担がかからないもの、です。

つまり、ある程度の数を捌くんだったらメーカーは環境に配慮すべきだということが欧州議会で認められたということですね。

◆ヨーロッパの指令だし日本企業に関係ないんじゃんよ

これらRoHS指令もEuP指令も、結局はヨーロッパでは・・・という話です。
一見、関係なさそうに思えます。

しかし、日本の電器メーカーの多くはヨーロッパにも市場を持っております。もちろん、EU圏内で売るとあらば同指令を遵守しなければなりません。そのためには仮に日本で売っているものでも同じ基準にしなければおかしなことになります。

また、環境問題に注目が行く昨今、RoHS指令やEuP指令に準拠しているということはひとつのステータスになりえます。使うほうも安心して使えるということで、一挙両得と言える部分もあったりするわけですね。

そして、こういったヨーロッパによる環境への取り組みというのは、得てして全世界の基準になったりします。まして、環境先進国ドイツの取り組みに関しては日本もかなり参考にしている部分が多いので、いつ基準を導入するかということもあります。

そのためには、先手先手で環境対策を行って表明しておく・・・。これも大きなひとつの目的なのではないでしょうか。

◆グリーンコンシューマとして支持しましょう

これらの取り組みは我々にとって確実にプラスになっています。
企業等の一時的な経済的損失は、将来的な全球的損失に較べれば何事にも変えがたい小さなものです。

実際にその商品を選べばどうなるか?も勿論大切なのですが、それよりも「われわれは環境に配慮した商品を選ぶ」という消費者としての意思表示がなにより大切なんだと思います。

そういった意味でRoHS指令とEuP指令は手軽にそのチェックをできるということからも、支持をしています。

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