2008年01月12日
冬の紫外線にも油断しないで!!
冬といえども紫外線対策を 環境問題といえば、今は温暖化がその最重要事項となっています。 温暖化、つまり、温室効果ガスさえ何とかすればOK!! ・・・とまでは言わないにせよ、どこか他の重要事項の存在感が薄れているような気がします。 しかし他にも、私たち人間によって排出された「不自然なもの」によって、さまざまな環境問題が発生しているのは皆さんご存知のところだと思います。 その中でも、最重要事項の一つとして考えられるのが「オゾンホール」のことです。 そもそも「オゾンホール」自体がどのような危機なのか、ちょっと整理をしてみます。 ■紫外線とは何か? 紫外線(英語だとUltra Violet=UV)というのは、太陽光をいくかの波長帯に分けたうちの一つの波長帯の光のことをさします。 虹は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色の帯に分かれているわけですが、実はこのそれぞれ赤・紫の外側には、目に見えない色の帯があると考えてください。 その帯が、赤の外側の赤外線であり、紫の外側の紫外線です。 それらの光には特別な効果があり、赤外線に関しては「熱」の力があるため、ご飯をおいしく炊き上げたり、ストーブが暖かかったりするのです。 そして、紫外線も人体にとっては本来は有用なものです。 例えば新陳代謝を促すという効果もありますし、太陽にあたると体内にできると言われるビタミンDに関しても、実は正確には紫外線の効果によって生成されています。 それを『浴びすぎると体に不具合が起こる』ということで、問題にしているのがオゾンホールの話です。 ■オゾンホールと紫外線とはどんな関わりがあるか? 紫外線・・・その中でも関わりの深い「近紫外線」には3つの波長帯があります。 もっとも地表に届く「紫外線A」は体の新陳代謝を促したりする効果があります。 同時に、メラニン色素を変色させる=いわゆる日焼け色にする効果もあります。 ※厳密にはこれは「日焼け」そのものではありません 「透過する力」が最も強く、私たちの皮膚の中にまで入り込むのがこの紫外線Aです。 次に透過してくるのが「紫外線B」です。 これは「透過する力」は強くないですが、「化学変化を起こす力」は「紫外線A」よりも強いです。 したがって、肌が防御のためにメラニン色素を作り出します。それが「日焼け」です。 一方、ビタミンDの生成に深く関わるのが紫外線Bです。 最後に透過しないでオゾン層で消えてしまうのが「紫外線C」です。 これは「透過する力」は弱いですが、「化学変化を起こす力」はとても強いです。 人工的に発生させた紫外線Cに関しては消毒・殺菌等に用いられてます。 加熱することなく殺菌できるため、さまざまなところで重用されています。 これら紫外線A・B・Cは全て、細胞のDNAの正しいらせんを壊してしまいます。 ※A<B<Cの順に効果が強力になる。 その結果、皮膚がんなどを引き起こしてしまうことがある・・・ということなのです。 そして、それらを適正な量にするために存在するのが「オゾン層」なのです。 ■ではオゾンホールとは何なのか? オゾンホールとはその名の通り、オゾン層にできた穴のことです。 今は南極の上空に大きなオゾンホールが確認されているということですが、緯度が高いほどオゾンホールの危険性に晒される度合いが高くなります。 よって、日本で最もオゾンホールの被害を受けるのは北海道だということですね。 では、何故オゾンホールが発生するか? それは、フロンガスというものが原因になっています。 フロンガスは昔のエアコンや冷蔵庫に使われていたり、かつての精密機械工場でパーツの洗浄用に使われていたガスです。 このフロンが「触媒」として、オゾン(O3)をただの酸素(O2)へと変えてしまいます。 また、「触媒」は「化学変化」と違って元の物質=フロンは変質しませんし、消えません。 だから、フロンを排出すればするほど、取り返しの付かないくらいオゾンホールが広がるのです。 今はそれを防ぐために「代替フロン」といって触媒効果のないものが用いられていますが、それも非常に強力な温室効果ガスだということで、違う面で問題が発生していると言われます。 そんな四苦八苦をする中で、もうオゾンホールに関しては事実として受け止めた上で、これ以上広げない!!という意思決定は最低限持ちながら、私たちはしっかりと紫外線対策をとらねばなりません。 ■紫外線対策 紫外線といえば、夏にこそ気を付けても冬はあまり気にしない方が多いですよね? 確かに1年の中で、最も紫外線が多いのは夏です。 でも、冬といえども夏の1/2は紫外線が降ってきています。 だから、肌の弱い方・あまり日焼けしない方は冬でも紫外線に気を付けていきましょう。 まず一番効果的なのは「日焼け止めローション/クリーム」です。 これらは夏場にしか売ってないような気もしますが、冬場でも化粧品メーカーでは「冬用」としてリリースしているところもあります。 そして、肌を防御するためには長袖は勿論のこと、手袋が有効です。 タクシーの運転手さんがつけているような手袋を、長時間運転するときは付けたほうがいいです。 あとは、長時間外にいる場合は「眼」に気をつけなければなりません。 冬といえばスキーやスノーボードなどゲレンデに行く機会が多いですが、きちんとUV対策のしてあるゴーグルを装着しましょう。あと、できれば外で作業する場合はサングラスや伊達メガネなど装着した方がいいですね。 環境問題にはもちろん、健康問題も含有されています。 自分や、自分の大切な人を守るためにはこういった知識も持っておきたいものですね。
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