イスラム圏に羽ばたく鮭

 標津の名の由来は、アイヌ語で「シベ・ツ」・和名に約すと「鮭の居るところ」となります。これは、1850年代に北海道を探検中に当地を訪れた江戸時代末期の探検家「松浦武四郎」翁が書き記した「知床日誌」で明らかにしています。シベとは、貴重な食糧=鮭となるようです。漢字で現す時に、「シベ」となれば蘂か標、これは創造ですが、当地は当時から陸路で根室、網走、釧路そして目梨(羅臼)へのルートが開かれ、海路では目の前僅か24キロの国後島へのルートも。この交通の要所的な「地の利」を{標}で充てたのでは。なーんちゃって、これは今後の研究に回します。
 さて、飯寿しの話もそうですが、標津と言えば江戸時代から現代、そして未来に向かっても「鮭」なんです。
 今日の話は、今から未来に向かう話です。
 明けて5年前、御年76歳の発明家が当町を訪れてくれました。要件は、鮭の卵膜(筋子を覆っている膜で、イクラ製造どは廃棄される。)から豚や牛の胎盤から製造している高品質なアミノ酸(これをプラセンタと言って、化粧品や健康食品に使われている)と同様な成分抽出法の特許を取得した。ついては、当町で「抽出工場」をという話。以来4年間、紆余曲折を経て、待望の工場が昨年5月に当地で稼動しました。北日本化学標津工場といいますが、札幌のオストジャパングループの同社が、発明者の特許専用実施権を得て、事業費5億、従業員6名配置で実現させました。
 町や漁業者、イクラ加工業者など万万歳です。
 さて、この製品の凄いところは、富山の薬品メーカーが最終製品に加工して、特に「豚製品」を食す事を宗教の上で禁止している「イスラム圏」に「天然の鮭由来」という「安全安心」な製品として、輸出しているということです。鮭をとりまく世界市場の動向については、今後も折につけ触れさせていただきますが、今回は、食糧としての鮭ではなく、「美容と健康」に貢献する「鮭」が、イスラム圏に羽ばたいたのです。
 研究によりますと、肝臓病や糖尿病の改善、そして何より坑酸化作用によりアンチエージングとなるお肌の美容に最適ということが所見されたということです。
 間もなく、国内消費者向けの化粧品や飲んで体の中から効果を発揮する「ドリンク」も発売されるということです。
 そして、我が町では、この抽出成分を麺に練りこんで、食べて美容に効果の「ラーメン」を試作中なのである。町の飲食店などの有志が「良麺(イケメン)倶楽部」を組織して、スープも‥‥‥って話は、次回に続きとします。
 鮭は「捨てるところの無い魚」、「環境の使者と呼ばれる魚」、「天然鮭は安全安心で機能性食品の魚」、「古くからタンパク源として日本人の食を担ってきた魚」、我が町は、「鮭にこだわる町づくり」を進めて20年が経ちました。歴史、産業、生活、教育、文化に鮭が活用されています。
 「標津・シベ・ツ」とは、鮭居る所也。

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Re:イスラム圏に羽ばたく鮭
 新巻きサケを探してみるとその横にロシア産の紅鮭がありそしてトラウトサーモンがならんでいます。この頃鮭のおいしい物が中々手に入りにくくなっています。程よい加減の塩鮭を探しています。頭から内臓まで全て食べられる鮭はいろいろな物に商品化されていますが、やはりご飯と共に食べたいです。いつも漂津産の新巻鮭を買っています。
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