流氷来る

  国後島の美しい姿を、くっきりとのぞむ標津の町。今日は、その前の水 
  
  平線に白い塊が帯状に確認できました。

  朝8時頃は北北東の知床岬と国後島の間に白い点がポツンと、それが

  見る間に進んできて、沖合い4キロ先に帯状。肉眼で今冬初観測の流

  氷です。今日は無風状態ですが、もし風向きが東に変わったら、一気

  に岸よりします。

  キシキシ・ギシギシ・キイー・ギィ~と、鳴きながら波打ち際から砂浜に

  氷同士がぶつかり合って侵攻してきます。
  
  翌朝、凍てつく寒さを感じて海を眺めると、そこは白一色の大平原と見

  間違うばかりの光景に。よく見ると根室海峡が一面閉ざされ、ところどこ

  ろ家屋並みの高さに重なった氷山も。一晩でこれが沖合いに去ったと

  思えば、また押し寄せる、この状態がひと月も続き、やがて3月も半ば

  になると根室半島沖合いから太平洋上へと去ってゆく。前浜には大き過

  ぎて座礁した氷山があちこちにまるでプカリと浮かんでるかのように、取

  り残されている。そこには、オオワシ、オジロワシ、アザラシなどが休む
 
  姿が。やがて、これも前浜を離れると標津にも春の風が‥‥

  こんな風物詩が年とともに薄れてきました。「今年の氷は小さいな」、「と

  うとう岸よりしなかったな」こんな浜の会話も、いつしかこれが普通の年
  
  の状況に。 地球温暖化、異常気象、こんな言葉が当たり前に聞かれ

  る昨今だが、私の記憶では、標津の流氷に限っては、既に20年前から

  顕著な変化が始まっていた。当地の流氷は世界の南限だそうな。これ

  が知床の世界自然遺産登録の決め手の一つに。流氷の下には植物プ

  ランクトン「アイスアルジー」が付着し、春にはこれを動物プランクトンが

  餌にして大増殖。これが、鮭稚魚が北太平洋に旅立つ為の力となり、鯨

  が生きる糧となる。根室海峡の豊饒力がここにある。

  流氷で凍てつく冬を歓迎したいのだが。

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Re:流氷来る
はじめまして。

昨年、網走へ流氷を見に行きました。
はじめての流氷の光景は、
幻想的で、圧巻でした。

もし、気象状況のせいで、
流氷が漂着しなくなると、
鮭や鯨にも影響が出るのですか。
多くの人に影響が出そうですね。

また、個人的にも、
魚が好きですし、
流氷の光景が見られないのは、
残念です。





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