シュタイナー学校のバザー

シュタイナー教育をご存知だろうか?

子供に表面的に学力をつけさせるだけの学校ではなく、
学校の授業を通して、一人一人の子供達の内面に在る創造力を豊かに引き出し、
その子本来の持つ意志力を強め、
将来大人になった時、その内面に息づく生きていく力を自由に発揮させられるようにとの人間教育を目指す学校だ。
”今”という時間を、生き生きと生きている子供は、自然と学力も上がっていく。
内面に染み込む ”学力” がついていくのは、むしろ副産物といえるかもしれない。

この様な学校は、世界中にたくさん散らばっている。
もちろん、日本にも! (検索「シュタイナー学校」)

大概は、数人の親が集まるホームスクーリングからスタートして、少しずつ人数が集まり、学校の体裁をとり始める。

我が家の子供達は、地元のそんなシュタイナー教育の実践に向けて
親達が営む非営利の学校に通っている。

普通の家庭の、普通の家の、普通の主婦やお父さん達が、
仕事や子育ての合間に、学校も運営していくのは、並大抵じゃない。


そんな親達を駆り立てるのは、ひとえに「情熱」だけだ。


自分が、こんな学校に通いたかった。
せめて子供に、通わせてあげたい。そして、ついでに自分も疑似体験させてもらおう。
むしろ、逆かもしれない。
だから、
もしかしたら、駆り立てているのは、親の「エゴ」かもしれない。

そんな親のエゴが、ピークに達する学校の2大イベント、春のバザーとクリスマスのバザー。

先週末、その春のバザー「メイ・フェア」が終わった。

まだ冬が終わりきらない内から準備が始まる。
私は、毎年クラフト担当だ。
ボランティアのお母さん達に声を掛けて、クラフトのキットを作り、家で作ってもらう。
そして、それを当日売るのだ。

主人は、今年初参加でフード担当。本職が料理人なのでお手の物と思いきや、
基本的に材料をレストランやスーパーに寄付してもらうのを頼むところから始まるので、
大変だったようだ。苦手な英語の書類とも格闘して、街に衛生食品取り扱い許可を申請する。


声を上げれば、どことなりと手助けの手がやってくる。
だまっていると、すっかりまかされて、ドキマギと緊張が高まってくる。
だから、臆せずに、どんどん自分の要求をみんなに頼む事ができるようになった。

これが、学校のボランティア活動で私が学んだ事だ。
そして、これが本来の個人主義なんだと思った。

私が、」「私が、」「自分さえ良ければ...」的なのは
個人主義ではなく、個人勝手だと教えてもらった。



多くの親達のエネルギーの甲斐あって、
今年もメイ・フェアは、大盛況に終わった。

今年は、というか毎年季節柄雨が心配されるのですが、 
奇跡的に一度も雨に降られた事がないんです!! 

今年もそのミラクルは起こりました。 
天気予報は、雨でしたが、 
 イベントが始まる頃微かに降っていた雨が止み、 
 イベント終了と共に空から雨粒がポタポタ落ちてきました。 

何か大いなる存在に見守られていると感じられてなりません。 

特に、今年は、とても、とても、盛り上がり、 
どの子も、どの大人も、リラックスした喜びに充ちた空間に在りました。 

学校関係者も、普段この学校とまったく関わりの無い街の人たちも、 
毎年イベントに参加してくれる人もそうでない人も、 
おじいちゃんもおばあちゃんも、 
集まってきた人たちみんながハッピーな気持ちをシェアしてくれました。 

どれだけの子供達がいたんだろう? 
どの子もケンカする事なく、駄々をこねるでもなく、 
楽しそうに嬉しそうに、風に吹かれて新緑の緑の中を駆け巡っていました。 

今この世界の中で、 
 こんな喜びに溢れた空間を多くの街の人たちと一緒に共有できた事は、 
 とっても素敵な事でした。 

風の街の由来のごとく、 
 あの日も風が私の頬と心の中を、心地よく吹いていました。 


友人が隣の街から手伝いに来てくれました。 

彼女がその日の事を素敵な写真と文章で綴ってくれたので、 
横着して、続きはそちらに任せる事としましょう。 
とっても素敵で、彼女の感性にココロ暖まります。 
 是非、覗いて見てくださいね♪